SANKEIモノづくり DEVELOPMENT

イノベーション創出のために
SANKEIにできること。

SANKEIはオフィス家具メーカーとして、金属加工をはじめとする多くの専門技術を培ってきました。しかし、私たちが将来にわたってお客様や社会から必要とされ続けるためには、オフィス家具を軸にしながらも、その領域を超え、世の中のさまざまな課題解決に寄与していくことが求められます。これは当社にとって大きなチャレンジとなるでしょう。志を共にする企業や大学、研究機関とのパートナーシップのもと、これまでなかった新しいサービスや価値の創造へ。
いま、未来へ向け、SANKEIの挑戦が始まっています。

1PLACE and 1STOP

ワンプレイス&ワンストップ
〈1拠点集約プロセス〉

情報収集・分析→商品企画・提案→開発→設計・デザイン→生産→品質管理→販売→物流
といった製造メーカーとしての一連の工程を、1つの拠点(三重県鈴鹿市)で完結させる
ムダのないスピーディーな「ものづくり体制」こそが、サンケイならではの強みであり、
信頼の高品質、バリュー価格、短納期化を実現するための原点です。

ニーズを興す

多様化するニーズをいち早くキャッチすることは、もちろん大切。でも、もっと大切なのは、言葉にならない隠れたニーズを探し出すこと。そして、新しいニーズを創り出すこと。
SANKEIは、いつでも「使う側」に立って、商品開発に取り組んでいます。

クオリティに懸ける

業界トップクラスの高い技術力こそ、私たちの誇り。いかに早く、いかに確実に良いものを創り出せるか。常識を打ち破る柔軟な発想が、新しい技術を育み、高い生産性を生み出します。
揺るぎない品質を支えていくのは、スタッフ一人ひとりの、モノづくりへの情熱です。

継承技術と先進技術の融合

サンケイのモノづくりは、永年にわたる金属加工技術の継承と先進設備の導入により支えられています。
さらに、ライン方式、セル生産などフレキシブルな生産体制で、大量生産から多品種少量生産まで、お客様のニーズに合わせた幅広い対応が可能です。
スタッフ間のミーティングを頻繁に行い、綿密なコミュニケーションを図るとともに、改善提案活動やQC活動も積極的に行っています。

保有技術

01 リベットの自動
かしめ加工

イスのパイプフレーム部品同士を接合するリベットかしめ作業を、独自にカスタマイズしたロボット装置により自動化。高い生産性と品質を実現します。

02 樹脂成形品と張り生地の
自動溶着加工

接合面を超音波振動により摩擦発熱させて溶融・接合する超音波溶着。当社ではこの技術を用いて、樹脂成形品と張り生地の接合を自動化させています。

03 ステンレス溶接焼けの
自動除去

ステンレスの溶接加工で生じるスケールを、ロボットにより短時間で研磨除去。電解液を使わないため、地球環境に優しく、安全に処理を行うことが可能です。

04 紐縛りによる
椅子張り加工

タッカーを使わず、紐縛りによってチェアに布などの張地を施す加工。張地・ウレタン・芯材を紐で切るだけで容易に分解でき、地球環境保護にも貢献します。

05 溶着による椅子張り加工

専用機を使った溶着による張り加工。職人技を必要とせず、安定した品質の製品を量産することができます。

06 タッカー針による
椅子張り加工

タッカーを使った張り加工。外観の美しさだけでなく、座り心地をも左右する工程で、熟練した職人技を要します。当社では技術の伝承にも力を注いでいます。

07 粉体塗装

静電気を利用してパウダー状の塗料を付着させ、高温で焼付乾燥を行う塗装方法。SANKEIでは自動塗装設備を本社工場内に有しており、量産にも対応しています。

08 木質流動成形

木質素材をプレス成形で塑性加工し、意匠性の高いデザインに成形できる新技術。サステナブルな工業材料としての実用化を目指し、京都大学らと共同研究を進めています。

09 3D CAD

3D CADを用いて、企画段階のイメージに忠実なCGビジュアルを制作。
デザインや機能性、使用目的等を勘案した、精度の高い試作品づくりにつなげています。

保有設備

溶接ロボット
溶接ロボットシステム
パワープレス
製品強度試験
3Dモデリングマシン
CNCパイプベンダー
CNCパイプスイッチベンダー
マシニングセンタ
トリミングロボット
折りたたみチェア
自動ネジ締めロボット

SANKEIの保有技術が
お役に立てる分野

家具
インテリア
FURNITURE
INTERIOR
モビリティ
MOBILITY
医療
ヘルスケア
MEDICAL CARE
HEALTHCARE
環境製品
ENVIRONMENTAL
PRODUCTS
産業部材
資材
INDUSTRIAL
MATERIALS
生活用品
LIVINGWARE
建築
ARCHITECTURE

共創型開発ラボ

SANKEIの新技術開発拠点として
2021年に誕生

SANKEIは、長期的な視野に立ったモノづくり力を強化するために、自社工場内に技術開発ラボを開設しました。このラボで目指すのは、社内外の技術、アイデアを融合する共創イノベーション。異業種・異分野の技術者らが集まり、コア技術の高度化や、「木質流動成形」をはじめ「高度な木質材料成形」関連の商品化に向けての研究を推進しています。

木質流動成形

木材をプレス成型で任意形状に塑性加工し、意匠性の高い複雑な形状に加工する取り組み

高度な木質材料成形

「難易度の高い複合3次元成形」と「工数(時間・工程・コスト)削減」の両立に向けた取り組み

RE:STOOL PROJECT

リ:スツール プロジェクト

貴社のサステナブルな素材でスツールを創って、新素材をアピールしませんか?

近年、あらゆる業種、業界において、様々なサステナブル素材が開発されています。
貴社のリサイクル素材、バイオマス素材などの「サステナブル素材」と当社が長年使い続けてきた代表的なエコ素材でもある「鉄」と組み合わせて、私たちの生活にかかせない椅子(スツール)を創りませんか。
サステナブル素材は、本来の環境保全の目的以外にも、それぞれに異なった表情がとても魅力的であり、インテリアの要素としても実に興味深い特徴を兼ね備えています。

当スツールは、サステナブル素材を座に活用することを前提として、強度を補う構造、小さい金型で運用できる構造、簡単に座の交換ができる構造など、あらゆる点において考慮した設計となっております。
新しいサステナブル素材の活用、PRを検討されている企業様にとって、新素材の用途開拓、販促ツールとしてご活用いただけます。

【具体的な活用例】

① 自社素材の市場拡大と新規販路の開拓およびPR効果の向上
・実際に製品化することで、貴社のサステナブル素材の「活用例」を具体的に市場や取引先に提示できます。
・スツールを新素材展示会や自社施設に設置することで、来場者や取引先、来客に素材を直接アピールできます。
・自社の環境保全への取り組みとして、社会や顧客や取引先にアピールできます。

② 製品化プロセスを通じての素材特性や加工性の実証
・実製品での試験データやフィードバックを得ることで、素材の課題、改良・改善や今後の商品企画に寄与します。

③ 自社のサステナブル素材を活用したスツールの販売
・弊社で製造を受け賜わり、貴社で販売いただくことも可能です。(条件等は別途お打合せ)

【プロジェクトの流れ】

※ 貴社のサステナブル素材をペレット状態で支給いただける場合の例になります。
(合計7脚製造しスツール完成品5脚お渡し。2脚は品質評価試験で使用。)

  1. 実現の可否判断を含め、今後のスケジュールや概算費用など、概要の確認や打合せをさせていただきます。
  2. 貴社のサステナブル素材をペレット状態にてご支給いただき、当社の成形金型にて、貴社立ち合いのもと成形作業を行います。
    素材に合った成形条件などを見極めながら、課題等を抽出し情報をフィードバックします。
  3. 成形したサステナブル素材の座と本体フレームを組立ててスツールに仕上げます
  4. JIS基準に基づいた、完成品の品質評価試験(座の強度に係わる試験)を当社にて実施し、試験報告書をフィードバックします。
  5. 貴社のサステナブル素材を座に活用したスツール 5脚をお渡しします。

RE:STOOL PROJECTにご参加いただいたサステナブル素材で、
品質基準を満たす素材につきましては、追加生産、量産などの対応も別途受け賜わります。
(これ以降の費用は、製品に対する価格のみになります)

共創型開発に関する
お問い合わせ・ご相談

059-378-0465 059-378-0465
平日8:30 - 17:30