大学時代は機械工学を専攻し、製品設計職を目指して就職活動に取り組みました。SANKEIを選んだ理由は、暮らしに身近なオフィス家具の完成メーカーで、自社ブランドも持っていること。会社見学をした時に感じた風通しのいい社風にも魅力を感じ、「私もここでがんばってみたい！」と思いました。
希望が叶い、入社以来、主力商品の折りたたみイスや会議用チェアをはじめ、毎年リリースされるさまざまな商品の開発設計に携わっています。お客様が求める「新しさ」とは何か、安心してお使いいただくための品質をどのように実現するか。サイズや機構など、守るべき設計ルールを押さえつつ、試行錯誤しながらアイデアを形にしていきます。自社の生産ラインで安定的に量産できることも大切な要素なので、そこをクリアするために頭を抱えることも少なくありません。苦労の連続ですが、製造や品質管理、営業など、他職種の人たちと一緒になって乗り越え、担当した商品が実際に世の中に出た時はうれしいですね。自社一貫のモノづくりを通して自己成長していく。その手応えこそ、自分にとってのやりがいなのだと感じています。
今後の目標は、長く愛される未来のロングセラー商品を生み出すこと。SANKEIブランドをもっと多くの方に知っていただき、マインドシェアもトップに・・・その実現に貢献できたらいいなと思います。

建具職人の父の影響で、幼いころから手を動かしてモノをつくることが好きだった私は、自然と製造業を志望しました。SANKEIを就職先として意識したのは、高校時代の先生から薦められたのがきっかけ。公共施設や学校、企業など、さまざまな場所で使われているイスをメインに手がけていることを知り、ワクワクしたのを覚えています。
イスの製造は金属加工から組立、張り加工まで、さまざまな工程があり、多くの人たちとのチームプレーがあって初めて完成します。その中で私が担当しているのは、専用のベンダー機を使ってパイプからフレーム部分を作るプレス加工。SANKEIのモノづくりにおける一番最初の工程で、商品のいわば骨格なので、私たちの仕事が後工程の仕上がりを左右するといっても過言ではありません。一見するとルーティン作業に思えますが、製作する商品が日々変わり、さらには材料の個体差やその日の気候に合わせた調整も必要なので、奥が深く、それがおもしろさにつながっています。
働いてみて感じるSANKEIのいいところは、人の温かさ。歴史がある会社なので、入社前は堅いイメージを持っていましたが、実際はほんわかとした雰囲気です。初めの頃は金属加工について何も分からなかった私も、OJTで先輩方に丁寧に指導してもらい、少しずつステップアップすることができました。この恵まれた環境で技術を磨き、プレス加工のスペシャリストを目指していきたいです。